こんにちは。 UpGear運営者のKです。
スマホや家電の周辺機器を探していると、必ずと言っていいほどAnkerの製品を目にしますよね。デザインも良くてコスパも最高ですが、「中国の企業みたいだけどセキュリティ的に本当に大丈夫なのかな…」と不安に思う方も多いと思います。
特に最近は、スマート家電を通じた個人情報の取り扱いについて、ネット上でも様々な意見が飛び交っていますよね。
この記事では、充電器やモバイルバッテリーといった「通信を持たない機器」と、カメラなどの「スマートホーム機器」のリスクを明確に切り分けながら、安全にAnker製品を活用するための事実と対策を分かりやすく解説していきますね。
結論から言うと、製品の性質によってリスクは全く異なるので、正しい知識を持って使い分ければ過度に心配する必要はありません!
- 中国の法律がAnker製品に与える潜在的なデータリスクの仕組み
- 過去に起きたEufyカメラのセキュリティ問題の真相と現在の状況
- 情報漏洩の心配がない安全な製品と注意が必要な製品の見分け方
- プライバシーを守るための具体的なネットワーク設定や代替案
「カメラのセキュリティは不安だけど、高品質な充電器は使いたい…」という方は安心してください。
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Ankerは中国企業だけど大丈夫?個人情報リスク

この章では、Ankerが中国企業であることに起因する法的な背景や、過去に起きたセキュリティインシデントの事実について詳しく解説しますね。
漠然とした不安をなくすためには、まず「何が問題視されているのか」を正確に知ることが第一歩かなと思います!
中国の国家情報法とは?データ提供の危険性
中国の「国家情報法」により、中国企業は政府からのデータ提供要請を実質的に拒否できないという構造的な懸念があるのが結論です。
2017年に施行されたこの法律の第7条では、「いかなる組織や個人も国の諜報活動を支持し、協力する義務がある」と明確に定められているからです。
Anker Innovationsという企業自体に悪意がなくても、この法的な拘束力があるため、西側諸国からは潜在的なセキュリティリスクとして警戒されています。さらに、2026年1月に施行された改正サイバーセキュリティ法により、データ処理に対する中国政府の監督権限はより一層強化されています。
注意点
企業のプライバシーポリシーがどれほど強固でも、中国企業である以上、地政学的なデータリスクがゼロではないことを理解しておく必要があります。
法律に基づくリスクは一般的な目安であり、すべてのデータが直ちに収集されるわけではありませんが、正確な法的見解については専門家にご相談されることをおすすめします。
Eufyカメラの個人情報流出事件とは?

過去にAnkerのスマートホームブランド「Eufy」のセキュリティカメラで、映像データが暗号化されずにアクセス可能だったり、無断でクラウドへ送信されていた問題が発生しました。
事の経緯と原因を分かりやすくまとめると、以下のようになります。
- スマホに「顔写真付きの通知」を送る際、システムの仕様上、一度クラウドサーバー(AWS)を経由させる必要があった。
- しかし、ユーザーにその事実(クラウドを利用すること)を明示していなかった。
- さらに、Webブラウザからのアクセス時に認証の抜け穴があり、推測可能なURLさえ知っていれば誰でも生の映像を見られる状態だった。
現在はこの問題を受けて、エンドツーエンド暗号化(E2EE)の強制適用や、第三者機関による情報セキュリティ認証(ISO/IEC 27001)の取得など、大幅な改善措置が取られているので、当時の脆弱性は解消されています。
日本のユーザーデータの保存先は中国?
日本のAnkerユーザーのデータは、業務委託やグループ内の情報共有を目的として、中国を含む国外のサーバーへ移転されることが公式に明記されています。
Anker Japanの2026年最新のプライバシーポリシーでは、データの主な越境移転先として以下が挙げられています。
- 中国:グループ本社
- アメリカ:AWSなどのクラウドインフラ
- シンガポールなど:アジアパシフィック拠点
特にグローバル向けポリシーにおいては、「現在、中国に対しては十分性認定(欧州基準のデータ保護水準)が存在しない」と企業自らが明記しています。これは、日本とは異なる法制下でデータが扱われる可能性があることを示唆しています。
氏名や購入履歴、カスタマーサポートのやり取りなどの個人データはグローバルインフラで管理されており、完全に日本国内のサーバーだけで完結しているわけではない点に留意しましょう。正確なデータ運用については、必ずAnker公式サイトをご確認ください。
充電器やバッテリーも個人情報が漏れるの?
充電器、モバイルバッテリー、ケーブルなどの「通信機能を持たない製品」については、個人情報が漏れる物理的なリスクは全くありません。
これらのデバイスには、マイクやカメラ、インターネットに接続してデータを送信するためのWi-FiやBluetoothモジュール自体が搭載されていないからです。
私も日頃からブログ執筆の相棒として、MacBookに最適なAnkerの140W充電器などを愛用していますが、これらは単に電力を供給するだけの役割です。
ちなみに、2026年初頭にはAnkerのポータブル電源(Solix C1000 Gen 2等)が、業界で初めて物理的安全性を示す「Sマーク認証」を取得しており、ハードウェアとしての信頼性は非常に高いですね。
リスクを考慮すべきなのは通信を行うスマート機器のみであり、「Anker製品すべてが危険」という極論は誤りですので安心してください。
個人的に、スマホやPCの急速充電器ならAnker一択です。圧倒的な充電スピードで作業効率が爆上がりしますし、通信機能ゼロで安心・安全に使えるので、迷ったらこれが大正解です
また、災害対策として一家に一台置いておきたいポータブル電源も、Sマーク取得で物理的な安全性が担保されている最新モデルがおすすめです
米国の制裁や議会調査の最新状況とは?
2025年にニューヨーク州から多額の罰金を命じられ、2026年には米連邦議会が公式調査を要求するなど、米国におけるAnkerへの監視の目は非常に厳しくなっています。
過去のセキュリティ不備に対する法的な処分が下されたことと、中国政府からの補助金受け取りや米軍への販売戦略が、国家安全保障上の懸念と見なされたためです。
| 発生時期 | 機関・主体 | 事象の概要 |
|---|---|---|
| 2025年2月 | ニューヨーク州司法長官室 | セキュリティ不備に対する和解として約6,700万円($450,000)の罰金命令および改善義務 |
| 2026年3月 | 米連邦議会(下院・上院) | 商務省およびFCCに対し、データフローの不透明性や安保上のリスクに関する正式な調査要求 |
セキュリティ体制は日々改善されているものの、政治的・法的なリスクは依然として存在します。これらの情報はあくまで現状の目安であり、最終的な製品導入の判断はご自身の責任において、必要であれば専門家にご相談の上で行ってくださいね。
中国製Ankerの個人情報は大丈夫?安全な対策

Anker製品の利便性を手放したくないけれど、セキュリティも確保したいという方に向けて、今日からできる実践的な対策をまとめました。
仕組みを理解して少し設定を見直すだけで、リスクは大きく減らせるかなと思います!
安全な製品と危険な製品の見分け方とは?
通信機能やカメラ・マイクを持たない充電器などは安全ですが、Wi-Fiでクラウドと通信するスマート家電はプライバシー保護の観点で注意が必要です。
モバイルバッテリーや急速充電器はデータを取得・送信するモジュール自体を持たないため、情報漏洩のリスクは実質的にゼロだからです。一方で、Eufyブランドのセキュリティカメラやロボット掃除機は、映像やマッピングデータを常時取得しネットワーク経由で処理するため、地政学的なデータ提供リスクの影響を直接受ける可能性があります。
- 低リスク(安全):各種ケーブル、急速充電器、Bluetoothイヤホン(Soundcore)、ポータブル電源(Anker Solixシリーズ)
- 高リスク(要注意):Eufyの屋内・屋外カメラ、スマートドアベル、ロボット掃除機、スマートロック
赤ちゃんやペットの様子を見るためにカメラを検討している方も多いと思いますが、寝室などのプライベート空間への設置は極力避け、玄関外などのパブリックスペースに限定するなど、製品の特性に合わせた「分離運用」をするのが賢い選択ですね!
アプリの通知設定でデータ漏洩を防ぐには?

Eufyカメラのスマホ通知設定を「テキストのみ」に変更することで、顔画像などのデータが一時的にクラウドサーバー(AWS)へ送信されるのを論理的に停止できます。
過去のセキュリティ問題は、スマホへ「顔のサムネイル画像付きプッシュ通知」を送る際、AppleやGoogleの通知システムの仕様上、どうしても一度クラウドへ画像をアップロードしなければならなかったことに起因しているからです。
具体的な設定手順はとても簡単です。
- Eufy Securityアプリを開き、各カメラの設定(歯車アイコン)から「通知(Notifications)」を選択します。
- 通知スタイルを「サムネイルを含める(Include Thumbnail)」から「最も効率的(Most Efficient:テキストのみ)」に変更します。
この簡単な設定を見直すだけで、映像データがローカル環境内だけで完結するようになり、意図しない外部へのアップロードを防ぐことができます!
HKSVで中国サーバーを遮断するメリットは?
Appleの「HomeKit Secure Video (HKSV)」を利用してルーター側で外部アクセスを遮断すれば、中国企業側のサーバー群を完全に迂回して安全な防犯システムを構築できるのが最大のメリットです。
HKSVを使えば、映像の暗号化やAIによる人物検知などの処理が、メーカーのサーバーではなく自宅内のApple製ハブ(Apple TVや次期モデルが噂されるHomePod mini 2など)とiCloudのエコシステム内だけで完結する仕組みになっているからです。
iPhoneユーザーであれば、以下の手順で強固なセキュリティを構築できます。
- Eufyカメラを「Apple Home」アプリに追加し、HKSVモードを有効にする。
- ご自宅のWi-Fiルーターの管理画面から、EufyカメラおよびHomeBase(ハブ)の「WAN(外部インターネット)へのアクセス」をブロックする。
ネットワークレベルでAnkerのサーバーとの通信を物理的に不可能にできるため、中国の法制度に不安を感じている方には一番おすすめの自衛手段かなと思います!
「Ankerのカメラのコスパは魅力だけど、データは絶対にApple環境だけで完結させたい」という方は、ハブとしてHomePod miniを導入して鉄壁のローカル環境を構築しちゃいましょう!
RingやArloなど他社製へ乗り換えるべき?
ルーターのファイアウォール設定が難しかったり、国家情報法の対象企業のハードウェアを自宅に置くこと自体に抵抗がある場合は、RingやArloなどの米国ブランドへ乗り換えるべきです。
Anker(Eufy)は「月額無料・ローカル保存」という圧倒的なコスパが魅力です。一方、Amazon傘下のRingはアレクサを中心とした環境作りが必要で、月額のサブスク費用も発生します。
ただ、米国ブランドを選ぶ最大のメリットは、「月額費用を払う代わりに、中国特有の地政学的なリスクを法的に回避できる」という安心感にあります。コストを取るか、それとも国家レベルの安全保障を取るかという、明確なトレードオフと言えますね。
| 比較項目 | Eufy (Anker) | Ring (Amazon) | Arlo |
|---|---|---|---|
| 本社・管轄法 | 中国(国家情報法の対象) | 米国(米国法の対象) | 米国(米国法の対象) |
| データ保存先 | ローカル主体 | クラウド録画主体 | クラウド録画主体 |
| 月額サブスク | 基本無料(0円) | 約350円〜 / 月 | 約800円〜 / 月 |
| HKSV対応 | 一部機種で対応 | 非対応(Alexa特化) | 対応(完全統合) |
コストはあくまで一般的な目安です。「月額無料のメリット」を取って自己責任で遮断設定をするか、「安心の月額費用」を払って米国大手のクラウドに管理を委託するか、ご自身の価値観と照らし合わせて検討してみてくださいね。
「設定が面倒だし、やっぱり中国製のカメラを家に置くのはどうしても不安…」という方は、Amazon純正のRingシリーズへの乗り換えが最も手軽で確実です。
設定も簡単で、米国ブランドの安心感をお金で買うのは賢い選択かなと思います。
Anker製品に関するよくある質問
Ankerのセキュリティや個人情報の取り扱いに関して、読者の皆さんが抱きやすい疑問を一問一答形式でまとめました。
Q. Ankerのモバイルバッテリーからスマホのデータが抜かれることはありますか?
A. モバイルバッテリーや充電ケーブルには、スマホ内のデータを読み取ったり、外部へインターネット通信を行ったりするためのモジュール(部品)が一切搭載されていないため、データが抜かれる心配はありません。
Q. 中国の法律でAnkerのデータが政府に渡るって本当ですか?
A. 2017年に施行された中国の「国家情報法」により、政府から国家安全に関するデータの提出要請があった場合、中国企業は実質的にこれを拒否できないという構造的リスクが存在します。ただし、すべての個人の日常データが直ちに収集・悪用されるわけではありません。
Q. すでに使っているEufyカメラを安全に使う方法はありますか?
A. アプリの通知設定を「テキストのみ(サムネイルなし)」に変更するか、HomeBase 3などのハブを活用して初期設定後にルーター側で外部インターネットを遮断し、完全なローカル(オフライン)録画システムとして運用するのが有効です。
Ankerは中国製でも大丈夫?個人情報のまとめ

Anker製品は中国製であることを理由にすべてを危険視する必要はなく、製品ごとの通信の仕組みを理解して適切に対策すれば大丈夫です。
過去のEufyのセキュリティインシデントや法的な懸念は「スマート家電」特有のものであり、充電器やバッテリーなどの物理デバイスには影響しないからです。通信機能の有無でリスク・セグメンテーション(分離運用)を実践することが大切ですね。
- 通信機能を持たない充電器やバッテリーは安全に使用可能。
- Eufyなどのカメラ機器は、プライベート空間への設置を避ける。
- 不安な場合は、HKSVやルーター設定で外部通信を遮断する。
注意事項
本記事で紹介した法的見解やセキュリティ情報はあくまで一般的な目安です。正確な情報は公式サイトのプライバシーポリシーをご確認いただき、最終的な判断や設定変更はご自身の責任で行うか、専門家にご相談ください。
Anker製品は非常にコストパフォーマンスが高く素晴らしいガジェットが多いので、と不安に思っていた方も、この記事の対策を参考にして上手に活用していただけたら嬉しいです(笑)!
最後に、「これは絶対に安全で、買って損なし!」と断言できる私のお気に入り充電器を置いておきますね。
通信機能ゼロで安心な上、毎日の充電ストレスから解放される神アイテムです!




