充電器とモバイルバッテリーの選び方|用途で選ぶコスパの正解

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充電器とモバイルバッテリーの選び方のアイキャッチ

こんにちは。UpGear運営者のKです。

充電器もモバイルバッテリーも、種類が多すぎて結局どれを買えばいいのか分からなくなりますよね。容量、出力のW数、PDやPPSといった規格、おまけに飛行機に持ち込めるかどうかまで気にしだすと、もうお手上げです。

私自身、よく分からないまま安いのを買っては「充電が遅い」「重い」で買い替えて、地味にお金を溶かしてきました…(笑)。だからこそ、同じ失敗をする人を減らしたくて、選び方の基準から用途別の正解まで、まとめて調べ尽くしました。

先に結論だけ言うと、スマホ中心なら軽い10000mAh、ノートPCも外で使うなら大容量の高出力、複数台をまとめるならケーブル内蔵の多ポート。この3パターンに自分を当てはめれば、充電器とモバイルバッテリーの選び方で外すことはほぼなくなります。

この記事でわかること
  • 容量のmAhと出力のW数の正しい見方が分かる
  • PD・PPS・GaNなど規格の違いと選ぶ基準が分かる
  • 通勤・出張・在宅など用途ごとの最適な1台が分かる
  • 飛行機の新ルールや安全性など買う前の注意点が分かる
目次

充電器とモバイルバッテリーの選び方の基本

充電器とモバイルバッテリーの失敗しない選び方4つの基本(容量・出力・規格・安全性)

まず押さえてほしいのは、容量・出力・規格・安全性・買い方の5つです。ここさえ分かれば、店頭やネットで山ほど並んだ製品の中から、自分に必要な1台をすっと選べるようになります。難しい知識は要りません。順番に見ていきましょう。

容量の目安と早見表。結局何回充電できるか

モバイルバッテリーでいちばん目につくのが「mAh(ミリアンペアアワー)」という容量の数字です。大きいほどたくさん充電できますが、ここに最初の落とし穴があります。

表記された容量がそのままスマホに届くわけではありません。電圧を変換するときにロスが出るので、実際にデバイスへ届くのは公称の6割前後と言われています。10000mAhと書いてあっても、スマホに入るのは実質6000〜6500mAhくらい。これは故障でも詐欺でもなく、リチウムイオン電池の仕組み上どうしても起きるものです。

そのうえで、ざっくりの早見表がこちらです。自分のスマホのバッテリー容量と照らし合わせると、必要な容量が見えてきます。

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容量の目安スマホタブレットノートPC向いている使い方
5,000mAh約1回ほぼ不可不可毎日の保険・最軽量
10,000mAh約1.5〜2回約0.5回不可〜わずか通勤・日常のメイン
20,000mAh級約3〜4回約1〜2回1回前後出張・旅行・在宅サブ
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容量の目安スマホタブレットノートPC向いている使い方
5,000mAh約1回ほぼ不可不可毎日の保険・最軽量
10,000mAh約1.5〜2回約0.5回不可〜わずか通勤・日常のメイン
20,000mAh級約3〜4回約1〜2回1回前後出張・旅行・在宅サブ

充電回数はあくまで一般的な目安です。スマホの機種やバッテリーの劣化具合で前後します。毎日持ち歩くなら10000mAh、泊まりや充電できない時間が長いなら20000mAh級、と覚えておけば大きく外しません。

出力のW数の目安。スマホからノートPCまで

容量と同じくらい大事なのが、出力のW数です。ここを軽視すると「容量はあるのに充電が遅い」という、いちばんもったいない買い物になります。

覚え方はシンプルで、30W・60W・100Wの3段だけ頭に入れておけば十分です。

  • 30Wクラス:スマホやイヤホンの急速充電に十分。タブレットもこなせる
  • 60〜65Wクラス:一般的なノートPCも実用的な速さで充電できる万能ライン
  • 100Wクラス以上:大型ノートPCや複数台の同時急速に対応するハイパワー

自分のスマホだけ充電できればいいなら、30Wもあれば困りません。MacBookやWindowsノートを外でしっかり充電したいなら、最低でも60W以上を狙うのが正解です。

複数ポートのモデルは、同時に挿したぶんだけ各ポートへ出力が分散されます。カタログの最大出力は「1台だけ挿したとき」の数字なので、何台も同時に急速したい人はそこを必ず確認しておきましょう。

PDやPPS、GaNなど規格の選び方

急速充電まわりにはアルファベットの略語がたくさん出てきて、ここで脱落しがちです。でも実際に気にすべきは3つだけなので、安心してください!

結論から言うと、迷ったらPD対応を選んでおけば間違いありません

  • PD(Power Delivery):いまの急速充電の標準規格。スマホからノートPCまで幅広く対応するので、これに対応していれば基本は安心
  • PPS:PDをさらに細かく制御する拡張規格。一部のGalaxyなど対応スマホで、より効率のいい超急速ができる。自分の端末が対応しているなら効いてくる
  • GaN(窒化ガリウム):充電器の素材。従来より小さく軽く作れるので、持ち運び用の充電器はGaN採用モデルが有利

PPSは「対応端末を持っている人のためのおまけ」くらいの感覚で大丈夫です。多くの人はPD対応かどうか、持ち歩くならGaNかどうか、この2点を見ておけば失敗しません。

失敗しない買い方と容量詐欺の見分け方

ここからは、私のいちばん得意な「お金を無駄にしない買い方」の話です(笑)。お金は有限なので、いらないものに払うのは本当にもったいない。だからこそ、買う前のチェックを大事にしてほしいんです。

まず気をつけたいのが、極端に安い無名ブランドの容量偽装です。10000mAhと表記されているのに、中身は8000mAhしか入っていなかった、という例が実際に報告されています。価格があまりに安いときは、容量だけでなくWh(ワットアワー)の表記もあるか、レビューに「すぐ膨らんだ」「全然もたない」といった声がないかを確認しておくと安心です。

もうひとつ大事なのが、いらない高出力を買わないことです。スマホしか使わない人が140Wの大容量モデルを買っても、重くて高いだけで宝の持ち腐れになります。スペックは「足りる範囲でいちばん軽くて安いもの」を狙うのが、コスパの効くいちばんの近道だと思っています。

メーカーで迷ったときの考え方は、別の記事でもまとめています。AnkerとAUKEYどっちを買うべきかや、エレコムとAnkerの比較もあわせて見ると、ブランド選びで迷う時間をぐっと減らせます。

用途別に選ぶおすすめモデル

選び方の基本がつかめたところで、私が調べ尽くしてたどり着いた、用途別のおすすめを3台あげておきます。自分に近いタイプのところだけ読めば十分です。

正直、ここまで調べて「全部入りの最強1台」は無いと分かりました…(笑)。だからこそ用途で割り切るのがいちばん安上がりなんですよね!

軽さ優先・スマホ中心なら Anker 533

毎日持ち歩くなら、まず大事なのは軽さです。10000mAhで約220gなら、カバンに入れても重さが気になりません。スマホを1.5〜2回ぶん足せるので、出先で電池が切れる不安をいちばん安く消せます。

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項目内容
容量10,000mAh
最大出力30W
重さ約220g
向いている人スマホ中心で、軽さを最優先したい人
  • 毎日持ち歩く、スマホとイヤホンが充電できれば十分な人に向く
  • ノートPCも外で急速充電したい人には向かない

出力は30Wなのでスマホとイヤホン用と割り切る必要はありますが、調べていてもこの軽さと容量のバランスは普段使いの基準になりやすいと感じました。最初の1台に迷ったら、これが無難です!詳しくはAnker 533のレビューで10000mAhの実力をまとめています。

\ 軽い10000mAhの定番 /

ノートPCも外で急速なら Anker 140W

外でノートPCを充電したいなら、容量と出力の両方が要ります。140Wの高出力と24000mAhの大容量なら、ノートPCも実用的な速さで充電できて、これ1台でPCもスマホもまかなえます。荷物を増やしたくない人に効くタイプです。

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項目内容
容量24,000mAh
最大出力140W
重さ約630g
向いている人ノートPCも外で実用的な速さで充電したい人
  • MacBookやWindowsノートを外で使う、1台で全部まかないたい人に向く
  • とにかく軽くしたい、スマホしか充電しない人には向かない

弱点は約630gという重さです。毎日カバンに入れると地味に効くので、軽さより安心を取る人向けと割り切るのが正解です。重さが気になる日はスマホ用に軽い533を併用すれば、その弱点はうまく打ち消せます。MacBook向けの選び方はこちらの記事でも掘り下げています。

\ PCもスマホも1台で /

複数台まとめて急速なら Anker 165W

家族ぶんのスマホやPCをまとめて充電したいなら、165Wが効きます。25000mAhの大容量にケーブルが内蔵されていて、複数台を同時に急速充電できます。家ではデスクの充電ステーション、外では大容量バッテリーとして1台二役で働く万能型です。

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項目内容
容量25,000mAh
最大出力165W(ケーブル内蔵・複数ポート)
重さ約595g
向いている人家族ぶんや複数台をまとめて急速充電したい人
  • 据え置きの充電ステーションが欲しい、たまに大容量も持ち出す人に向く
  • 身軽に持ち歩きたい人には向かない

その性能ぶん約595gの重さはあります。毎日の持ち歩きより、据え置き中心でたまに外、という使い方にいちばんハマります。Anker 165Wのレビューで複数台急速の実力をまとめています。

\ 据え置きの充電ステーション /

用途やシーン別に見る最適な選び方と疑問

Anker 533・140W・165Wの用途別おすすめ比較

同じモバイルバッテリーでも、使う場面によって正解は変わります。ここからは通勤・出張・在宅といったシーン別に、どれを選べば後悔しないかを当てていきます。最後によくある疑問もまとめたので、気になるところから読んでください。

通勤や日帰りでの選び方

毎日の通勤や日帰りのお出かけなら、答えはほぼ軽さに集約されます。荷物は軽いほどいい。だからこそ10000mAhクラスがちょうどよく、ここで大容量を選ぶと重さがストレスになります。

スマホを1〜2回足せれば、1日の外出で電池切れに困ることはまずありません。ポケットやカバンの隙間に入る軽さの533のようなモデルが、この用途のど真ん中です。

充電が速いに越したことはないので、PD対応で20W以上の出力があるものを選ぶと、昼休みの短い時間でもしっかり回復できます。

出張や旅行と飛行機の持ち込みルール

泊まりの出張や旅行になると、話は変わります。充電できない時間が長くなるので、20000mAh級の大容量が安心です。ノートPCも持っていくなら、140Wのような高出力モデルが1台あると荷物がすっきりまとまります。

そしてここがいちばん大事なのですが、モバイルバッテリーには飛行機の持ち込みルールがあります。2026年4月24日から日本の航空会社でルールが新しくなったので、出張・旅行が多い人は必ず確認しておいてください。

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容量(Wh換算)mAhの目安機内持ち込み
100Wh以下約27,000mAh以下申告なしでOK
100〜160Wh約27,001〜43,243mAh航空会社の承認を得て可
160Wh超約43,243mAh超持ち込み不可
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容量(Wh換算)mAhの目安機内持ち込み
100Wh以下約27,000mAh以下申告なしでOK
100〜160Wh約27,001〜43,243mAh航空会社の承認を得て可
160Wh超約43,243mAh超持ち込み不可

市販のモバイルバッテリーはほとんどが100Wh以下なので、容量の心配は基本いりません。533も140Wも165Wも、この枠に収まります。ただし新ルールでは扱い方に追加の決まりができました。

飛行機の新ルール(2026年4月24日〜)

  • 持ち込みは容量にかかわらず1人2個まで(160Wh以下の合計)
  • 機内でモバイルバッテリー本体を充電器で充電するのは禁止
  • 機内でモバイルバッテリーからスマホ等へ給電しない
  • 頭上の収納棚はNG。座席ポケットなど手の届く場所で保管する
  • 預け入れ手荷物には入れられない(必ず機内へ持ち込む)

うっかり違反すると注意の対象になります。発煙や発火を防ぐためのルールなので、面倒でも守っておきたいところです。最新の詳細は航空会社の案内で確認してください(出典:JAL公式「モバイルバッテリーの機内持ち込みルール変更」)。

在宅のサブ電源と防災への備え

在宅ワークのデスクまわりや、もしものときの備えとして持つなら、据え置きしやすい大容量モデルが向いています。複数台をまとめて充電できる165Wのようなタイプなら、普段はデスクの充電ステーション、いざというときは非常用電源として頼れます。

防災を意識するなら、容量が大きいことに加えて、充電しながら給電できるパススルー対応かどうかも見ておくと便利です。コンセントが使えない状況で、本体とスマホを同時に充電できると効いてきます。

ただし大容量モデルは重くなります。あくまで家中心で使い、持ち出しは軽いモデルと分ける、という考え方が無駄なく済みます。

主要モデルを徹底比較

Anker 533・140W・165Wのスペック比較表

ここまでに出てきたモデルを、コンセント用の充電器も含めて一枚にまとめました。自分の用途と照らし合わせて、最後の決め手にしてください。

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モデルタイプ容量最大出力重さはっきりした弱点価格帯の目安
Anker 533モバイルバッテリー10,000mAh30W約220gノートPCの急速は不可6,000円前後
Anker 140Wモバイルバッテリー24,000mAh140W約630g重い1万5千円前後
Anker 165Wモバイルバッテリー(ケーブル内蔵)25,000mAh165W約595g持ち歩きには重い1万5千円前後
エレコム 充電器コンセント用充電器機種による軽い容量は持たない(蓄電なし)2,000〜5,000円前後
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モデルタイプ容量最大出力重さはっきりした弱点価格帯の目安
Anker 533モバイルバッテリー10,000mAh30W約220gノートPCの急速は不可6,000円前後
Anker 140Wモバイルバッテリー24,000mAh140W約630g重い1万5千円前後
Anker 165Wモバイルバッテリー(ケーブル内蔵)25,000mAh165W約595g持ち歩きには重い1万5千円前後
エレコム 充電器コンセント用充電器機種による軽い容量は持たない(蓄電なし)2,000〜5,000円前後

価格は記事公開時点の一般的な目安で、セールや時期で動きます。正確な容量・出力・価格は各販売ページでご確認ください。

コンセントから直接充電する自宅中心の使い方なら、蓄電しないぶん軽くて安いエレコムのような充電器も選択肢です。エレコムの充電器は壊れやすいのかという疑問も別途まとめています。

充電器やモバイルバッテリーのよくある疑問

最後に、読者の方がつまずきやすい疑問をまとめておきます。

飛行機に何個まで持ち込める?

2026年4月24日からの新ルールでは、容量にかかわらず1人2個までが目安です。100Wh(約27000mAh)を超えるものは航空会社の承認が必要で、160Wh超は持ち込めません。預け入れはできず、必ず機内へ持ち込みます。

モバイルバッテリーの寿命は何年?

充放電のくり返しに耐えられる回数は約500回が目安と言われています。毎日充電すると約1年半、3日に1回なら約4年が交換の目安です。本体が膨らんだり、異常に熱くなったりしたら、寿命のサインなのですぐ使用をやめてください。

パススルー充電はしてもいい?

本体を充電しながらスマホにも給電する「パススルー」は、対応をうたっているモデルなら使えます。ただし対応していない機種で無理に行うと発熱しやすいので、仕様に明記があるかを確認してから使うのが安心です。

安全なモデルの見分け方は?

日本ではモバイルバッテリーは電気用品安全法(PSE)の対象です。丸型の○PSEマークが付いた製品を選び、菱形◇マークしかないものは避けるのが基本です。発火事故を防ぐためにも、極端に安い無名製品より、マークと実績のあるメーカーを選ぶほうが結果的に安く済みます。

まとめ。充電器とモバイルバッテリーの選び方

長くなったので、最後に充電器とモバイルバッテリーの選び方をぎゅっとまとめます。

見るべきは容量・出力・規格・安全性・買い方の5つ。そのうえで、スマホ中心なら軽いAnker 533、ノートPCも外で使うなら大容量高出力のAnker 140W、複数台をまとめるならケーブル内蔵のAnker 165W。この3台から自分の使い方に近い1台を選べば、まず外しません。

どれにするか最後まで迷ったら、軽くて安くて出番も多い533から始めるのがおすすめです!最初の1台として無駄になりにくく、買い替えの失敗もしにくい。お金を大事にしたい人ほど、ここから入るのが正解だと思っています。

\ 迷ったらこの1台から /

迷う時間がいちばんもったいないんですよね…。まず1個持って、足りなくなったら買い足す。これが結局いちばん安く済みます!

なお本記事の数値や価格は記事公開時点で調べた一般的な目安です。最新の仕様や安全に関わる情報は、各メーカー公式サイトや航空会社の案内を必ずご確認ください。

メーカーの安全性が気になる人は、Ankerは中国製でも大丈夫かという話もあわせてどうぞ。

充電器以外のPC周辺機器も、何から揃えるか迷ったら全体の優先順位から整えるのがおすすめです。
PC周辺機器の選び方|何から揃える?迷わない優先順位

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